幸せ探そうぜっ!!
その日の帰り道、友達のあの話が頭からはなれなくて、また目線が下に落ちていく。
「……また何か変なこと考えてる?」
「うっ!」
お見通しデスカ……。
「今度は何?」
呆れたような言葉なのに、連はそれを楽しんでいるようだ。
「……ひ、秘密!」
言えるわけない。
“キスしてほしい”なんて。
「また?もう……、言ってくれた方が俺も嬉しいんだけど」
「何で?」
「千鶴の顔が見えるから」
「////」