星降る日
私は何度も先生の所に聞きにいった
ただ返事はいつも同じ

「あいつの事はほっときなさい」

あんなことをされてから
真輔が怖くなった
でも心のどこかで心配してた
好きだったんだ

バカかもしれない
けど無理矢理のキスも嬉しかった
ただこわかっただけだ
あのとき嫌がってなかったら
真輔は続けてたかな…

ううん続けてない
きっと終わってた

「帰れ」と冷たく言って
無理矢理でも帰らせただろう

そんな真輔を嫌いになるなんて
出来なかった

私は毎日真輔の家に行った
たまにドアが開いてるとき
中に入った。
中には真輔はいない、
分かってても行った
真輔がいる日も
中には入れてくれなかった。

入れてくれないことは
分かってても
いつか入れてくれることを
信じて行き続けた。

もうすぐ、11月だ。


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