Little by little..


「いや‥どうってわけじゃねぇんだけど‥」

雄大はなんかモジモジしてる


「‥そっか」

オレは深く追求しない主義



‥‥‥‥‥。



しばらく続く沈黙

それを破ったのは雄大のほうだった




「オレさ、お前が好き」


「‥‥は?」


「オレ、坂本直が好き」

好きって‥お前‥それは女の子に言う言葉だろ?しかもオレは‥お前のこと友達としか‥


「‥‥‥。」

すぐに言葉は出て来なかった






「‥‥オレら中学も一緒だし‥もっと仲良くなりたい!だからさ‥付き合って?」


「返事は‥いま?」


「出来れば‥」




‥困ったなぁ


雄大に告白されちゃった。まさかだった。予想外すぎる。つか‥冗談だよな?って思って‥信じられなくて‥


「‥っごめん‥オレお前とは友達でいたい‥。ほんとごめん‥!」



そう言ってオレはその場から走り去った。たえきれなかった。





もちろんその晩は眠れず、周りの女子は恋バナで盛り上がっても、オレは一人ずっと考えていた


2日目も、3日目もぼーっとしてたのは言うまでもない。




キャンプファイアーとか、あかねの恋とか‥‥あまり良い思い出は残らず、林間学校は無事に?終わったー‥


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