僕は生徒に恋をした
第十八章 秘密の恋愛
「―――そろそろ自転車起こさないと…」
倒れた自転車を放置したまま山田を抱きしめている図は、さすがに冷静になってみると恥ずかしい。
そう言って山田の体を離すと、彼女は俺を見上げて笑った。
俺と山田は夜道を連れ立って歩く。
初めて彼女を送って行った日を、まるで昨日のことのようによく覚えている。
たわいない話ばかりしていたけど、すごく楽しかったっけ。
あのときは、まさか山田を好きになり、付き合うようになるとは思いもよらなかった。
「本当にいいのか?」
俺は嬉しそうに横を歩く山田を見て尋ねた。
倒れた自転車を放置したまま山田を抱きしめている図は、さすがに冷静になってみると恥ずかしい。
そう言って山田の体を離すと、彼女は俺を見上げて笑った。
俺と山田は夜道を連れ立って歩く。
初めて彼女を送って行った日を、まるで昨日のことのようによく覚えている。
たわいない話ばかりしていたけど、すごく楽しかったっけ。
あのときは、まさか山田を好きになり、付き合うようになるとは思いもよらなかった。
「本当にいいのか?」
俺は嬉しそうに横を歩く山田を見て尋ねた。