僕は生徒に恋をした
そう言えば、当時仲間うちで、誕生日に歳の数だけ何かを買ってくるのがブームになってたっけ。
俺のハンバーガーなんかまだマシな方で、浪人してた関口なんて、牛丼21杯目の前に積まれてたもんな。
「本当、くだらね」
大学生ってのは、どうしてああバカなんだろう。
くだらなすぎて笑えてくる。
「―――で、これが何?」
「だから、俺は雛ちゃんにこれを見せたっつってんの。
今日、彼女がどんな行動に出るか分からない?」
「は?」
彼の意図が掴めない。
「お前、本気で言ってんの?
何で俺が本人に誕生日教えてやらなきゃいけないんだよ」
洋平の呆れた声に、俺は卓上カレンダーを見る。
11月11日、確かに俺の誕生日は明日、いやもうすぐ今日になる。
俺のハンバーガーなんかまだマシな方で、浪人してた関口なんて、牛丼21杯目の前に積まれてたもんな。
「本当、くだらね」
大学生ってのは、どうしてああバカなんだろう。
くだらなすぎて笑えてくる。
「―――で、これが何?」
「だから、俺は雛ちゃんにこれを見せたっつってんの。
今日、彼女がどんな行動に出るか分からない?」
「は?」
彼の意図が掴めない。
「お前、本気で言ってんの?
何で俺が本人に誕生日教えてやらなきゃいけないんだよ」
洋平の呆れた声に、俺は卓上カレンダーを見る。
11月11日、確かに俺の誕生日は明日、いやもうすぐ今日になる。