僕は生徒に恋をした
「何で…?
何で武内君にそんなこと言う権利があるの?」
ひどいこと言ってるのは分かってる。
だけど混乱して、感情が上手くコントロールできない。
「俺、まだ山田のことが好きだもん」
武内君が言う。
「佐々ちゃんのせいで山田が他の女子に悪く言われるの、見てられなかった」
「それは先生のせいじゃない」
「同じだよ。
佐々ちゃんは何もできなかった。
俺が教えるまで、山田がどんな気持ちでいるか知りもしなかった。
だから、別れてって言ったんだ」
だってそれは仕方ない。
私が言わなかったから。
先生に心配をかけたくなかったから。
「山田が佐々ちゃんと上手くいくはずない」
「そんなことない。
春になったら、卒業したらまたやり直せるって言ってくれたもん」
何で武内君にそんなこと言う権利があるの?」
ひどいこと言ってるのは分かってる。
だけど混乱して、感情が上手くコントロールできない。
「俺、まだ山田のことが好きだもん」
武内君が言う。
「佐々ちゃんのせいで山田が他の女子に悪く言われるの、見てられなかった」
「それは先生のせいじゃない」
「同じだよ。
佐々ちゃんは何もできなかった。
俺が教えるまで、山田がどんな気持ちでいるか知りもしなかった。
だから、別れてって言ったんだ」
だってそれは仕方ない。
私が言わなかったから。
先生に心配をかけたくなかったから。
「山田が佐々ちゃんと上手くいくはずない」
「そんなことない。
春になったら、卒業したらまたやり直せるって言ってくれたもん」