僕は生徒に恋をした
自分のクラスの戸締まりと消灯を確認した後、隣のD、E、F組を見て回る。
どのクラスも特に問題はなさそうだ。
問題のB組に差し掛かったところで俺はやっぱりか、と苦笑する。
今回消灯はされていたものの、窓が開いてカーテンが風で舞っていた。
林原は最後の日まであいつらしい。
窓を閉めようと教室に入ったとき、カーテンの陰に誰か立っているのに気付く。
いや、誰かというのは嘘だ。
後ろ姿を見ただけで俺はすぐに分かった。
「―――何やってるんだ?」
俺の声に驚いて振り返り、目が合うと、
「先生」
山田はふわっと笑った。
どのクラスも特に問題はなさそうだ。
問題のB組に差し掛かったところで俺はやっぱりか、と苦笑する。
今回消灯はされていたものの、窓が開いてカーテンが風で舞っていた。
林原は最後の日まであいつらしい。
窓を閉めようと教室に入ったとき、カーテンの陰に誰か立っているのに気付く。
いや、誰かというのは嘘だ。
後ろ姿を見ただけで俺はすぐに分かった。
「―――何やってるんだ?」
俺の声に驚いて振り返り、目が合うと、
「先生」
山田はふわっと笑った。