敏腕秘書の甘い罠【Honey*TRAP!! 番外編】
最初の頃こそ家では『頭痛い』
とこぼしたものの、それ
以降も頭痛に悩んでることは、
柊弥には言ってなかった。


柊弥は特に過密スケジュール
だったから、なんか、心配
かけるのもどうかと思って。



そして、柊弥のいない土曜日。

今日の午前中なら、一人で
コッソリと病院に行ける。



別に隠したいわけじゃない
けれど、忙しい柊弥に、
あまり余計な心配は
かけたくない。



病院に行って、お医者さんの
出してくれるちょっと強い
薬を飲めば治るだろう。

それくらいのことを考えた
だけだし。


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