敏腕秘書の甘い罠【Honey*TRAP!! 番外編】
オレは眉間にシワが寄りそうに
なるのを、かろうじて
堪えて言った。



「嘘つけ。どう見ても
本調子じゃなかったじゃねーか。

体調が悪いのか? 
もしそうなら、病院に――」



「へっ、平気! ちょっと
疲れてるのよ、たぶん」



「疲れてるって……。

お前、今日は一日家に
いたんだろーが」



今日一日休んでたんなら、
なんで余計に態度おかしく
なってんだよ。



「オイ梓。

よもや本気で、オレに
隠し通せると思ってんじゃ
ねーだろうな……?」


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