敏腕秘書の甘い罠【Honey*TRAP!! 番外編】
「立ちくらみ?
大丈夫なのか?」
「大丈夫だってば。
座ったり立ったりしたから
でしょ」
そう言って、ソロソロと
慎重に立ち上がった。
……今度は、大丈夫。
「入ってくるね」
柊弥の隣をすり抜けて歩き
出そうとしたけれど――
そのあたしを、柊弥が止める。
「待てよ」
「え? 何?」
「お前……本当に、大丈夫
なのか?」
「……………!」
とっさに返す言葉が出ず、
黙って柊弥の顔をマジマジと
見てしまった。
その不自然さに、柊弥が
感づかないわけがない。
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大丈夫なのか?」
「大丈夫だってば。
座ったり立ったりしたから
でしょ」
そう言って、ソロソロと
慎重に立ち上がった。
……今度は、大丈夫。
「入ってくるね」
柊弥の隣をすり抜けて歩き
出そうとしたけれど――
そのあたしを、柊弥が止める。
「待てよ」
「え? 何?」
「お前……本当に、大丈夫
なのか?」
「……………!」
とっさに返す言葉が出ず、
黙って柊弥の顔をマジマジと
見てしまった。
その不自然さに、柊弥が
感づかないわけがない。
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