敏腕秘書の甘い罠【Honey*TRAP!! 番外編】
「柊弥が着いたみたいね。
どうする、梓さん?」
気遣うように尋ねる声に、
あたしは小さく、『自分で
話します』と言った。
それとほぼ同時に、気遣い
とは無縁の大きな音をたてて、
入口の横開きのドアが
ガラッと開く。
……軽く息を弾ませた、
スーツ姿のままの柊弥が、
立っていた。
「梓………っ!」
小さく叫んで駆け寄って
くる長身を見上げ、お義母
さんが軽く眉をひそめて、
『もう少し静かになさい』
とたしなめる。
そんな余裕あるか、と
ばかりに顔をしかめる
柊弥からあたしに目を向け
小さく頷くと、お義母さんは
病室を出ていった。
_
どうする、梓さん?」
気遣うように尋ねる声に、
あたしは小さく、『自分で
話します』と言った。
それとほぼ同時に、気遣い
とは無縁の大きな音をたてて、
入口の横開きのドアが
ガラッと開く。
……軽く息を弾ませた、
スーツ姿のままの柊弥が、
立っていた。
「梓………っ!」
小さく叫んで駆け寄って
くる長身を見上げ、お義母
さんが軽く眉をひそめて、
『もう少し静かになさい』
とたしなめる。
そんな余裕あるか、と
ばかりに顔をしかめる
柊弥からあたしに目を向け
小さく頷くと、お義母さんは
病室を出ていった。
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