敏腕秘書の甘い罠【Honey*TRAP!! 番外編】
戸惑いつつも素直に答えると、
頭頂部にコツンとゲンコツが
振り下ろされる。



「バカか、お前は」



「え? で、でも――…」



「でもじゃねーよ。

そりゃたしかに、今すぐ
って思いはなかったさ。

けどそうなったっていうん
なら――オレの気持ちなんて、
考えるまでもないだろ」



「しゅ、柊弥………」



トクトクと、速い鼓動が
静かにあたしの体を
満たしていく。



「それじゃあ――柊弥――?」



「――当たり前だ。

嬉しいに決まってんだろ」



「―――――っ!」


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