梶裕貴の憂鬱
「…なあ川島。」
僕は口を開いた。
そして…続けた。
「僕も………ぅ、になりたいと、、、望んでいいのかな?」
「えっ?」
「僕も……声優になりたいと、望んでもいいのかな?」
僕は決心したように言った。
僕はいつも親のいいなりになっていた。
だけど、その頃の僕は
そんなことべつにどうでもよかった。
だけど、いまは違う。
「…僕は、声優になりたいよ。」
胸をはっていえる。
これが、僕の心から望んでいること…