☆ 女芸人とアイドル ☆


忙しかった年末年始を越えて、ようやく落ち着き始めた今日この頃。

いい加減 あそこから荷物を運び出さなくては。


「優。このこと兄貴にはー」

「言うなって? もう遅いと思うけど?」

「?」

そう言って俺の後ろ側を指差す優。

俺は慌てて後ろを振り返った。


「兄貴!?」


そこにはVサインをする兄貴の姿。

「んなこと知ってるよ」

「え?」


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