☆ 女芸人とアイドル ☆

「ねぇ?」

「ごめん優衣。この間も言ったけど俺」

「それってこれから先も可能性ゼロってこと?」

「ごめん」




楽屋の中に流れる気まずい雰囲気。

優衣は俯いたまま何も言わない。

もしかして泣いてる?

そう思って優衣に近づいた次の瞬間、彼女が携帯電話の画面を俺に突き出した。




「これでも?」

「…!」




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