☆ 女芸人とアイドル ☆
「2人だけってことはないでしょ。まあ最小限のスタッフさんしか同行しないと思うけど」
「大丈夫なのかよ? その企画」
「多分」
「多分って!」
俺はフーッとため息をつく。
「そんな仕事断れよ」
「え? 何で?」
「下手すれば生きて帰って来れねーかもしんないじゃん」
「大げさだよ」
「それに1ヶ月間 他の仕事できなくなるし」
「まあね。悩んだんだけど、でもあの番組には特別な思い入れがあるし」
「好きな奴がプロデューサーやってる番組だから?」