☆ 女芸人とアイドル ☆

「ない」

『あっそ!!』

「ないけど1個だけ言っとく」

『?』

「頼むからライオンだけには喰われるな…」




廊下の端っこで、俺は1人泣きそうになりながらそう呟いた。




『ブッ』

「な、何だよ?」

『亮介らしいなって思ってね』

「…」

『ありがとう。行ってきます!』

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