☆ 女芸人とアイドル ☆

「亮介君?」

そんな俺を不安げに見上げている優衣。

「まさか雪乃さんの所に行くとか言わないよね?」

「…」

「ねぇ?」

「ごめん優衣。さっきの言葉は忘れて」

「亮介君…」

「俺、雪乃のことが好きなんだー…」




俺はそう言って、財布からお札を取り出しテーブルの上に置いた。


「もうこんな恋人ごっこやめよう。許してくんないか?」

「…」

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