追憶〜逢いたい人へ〜

ただでさえ月に二回くらいしか会えなかったのに…


今は月に一回、会えるか会えないか…




唯一の繋がりだった電話もあまりかかってこなくなった…。




不安は募るばかり……




常に、幸せと不安は隣り合わせ……



こんなに不安なのに、誰にも相談できない…。




こんなときは、必ず孝雄を思い出す……




孝雄に話を聞いてもらいたい……




でも、孝雄はいない…




余計に不安になる…






不安だから、またずっと心につっかえてる疑問が頭から離れない…


“なんで勇は私と付き合ってるんだろう”




わからないけど…



会えないけど………



勇は決して別れを口にしない…。



だから、私も絶対別れを口に出さなかった…。



< 124 / 297 >

この作品をシェア

pagetop