追憶〜逢いたい人へ〜
孝雄は私を助けてくれて、私のことよく分かってくれてる…
なのに、私は孝雄に何かしてあげられてるのかな…
何もしてない気がする…
孝雄は私のこと分かってくれてるのに私は、孝雄のこと半分も分かってない気がする…。
だって、孝雄のこと好きだって気付いたときから、意識しすぎて孝雄のこと分からなくなっちゃった…
でも、これじゃいけない!
孝雄のこともっと分かりたい…。
でも、どうしたらいいんだろう…
そう思いながらも何をしていいかわからなくて…。
あれから毎日、孝雄は私のことを迎えに来てくれた。
孝雄のお陰で私は、あの道を恐がらずに通ることができるようになっていた。
孝雄に何かお礼がしたい…
でも何も思い付かないまま、夏休みになろうとしていた…。