追憶〜逢いたい人へ〜
孝雄と乗り継ぎ駅で別れてから、ハッとする…。
つい、孝雄との楽しい一時でうっかり忘れてた…
なんて切りだそうか…
私は、それからずっと悩んでいた…
学校に着いても、授業が始まっても…
だからかな…
あっという間に帰る時間…
今日は一日が早く感じる…
結局、何も思い付かないまま待ち合わせの駅に着いてしまった…。
だけど、孝雄が来るまでまだ時間あるし、それまでに考えよう…
そう思いながら待ち合わせのホームへと歩く…
ホームにあるベンチに座ろうとベンチの方を見ると…
…えっ…もう、いた……
今日はどうしたんだろう…
いつもは私の方が待っているのに…
なんだか変な胸騒ぎがする…
いつもと違う孝雄の行動に不安を感じていた…