追憶〜逢いたい人へ〜

二人、馴れてなくて…


ぎこちないキス…



それでも、気持ちを伝えあうように長く…



深く……




キスをした………。











唇を離してすぐに孝雄と目があった…



恥ずかしくて…


でも嬉しくて……。



幸せいっぱいになった…。



そして、ふと鞄に視線を移すと、カメラが目についた…。


…そうだっ!忘れてた…。



そして思い付く…。




『孝雄?謝ったこと悪いと思ってる?』


『…思ってる…。』


『じゃあ、お願い聞いて?』


『何?変なことじゃないだろうな?!』


『…写真撮ろ?』


鞄からカメラを取り出した…。



やっと言えた…






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