追憶〜逢いたい人へ〜
あれは、中学生に上がる少し前…


母さんに無理矢理通わされた英語の塾でアイツと出逢った。

小学校は同じだったけど、同じクラスになることはなく、このときがほとんど初めまして…に近かった。

この塾は学校の教室みたいな席の並びではなく、先生を囲んで席が並んでいた。

初日、アイツと私は向かい合わせに座った。

そのせいか何度も目があったっけ…

その時の自己紹介でお互い初めて名前を知った。


『My name is Takao Iseya』

『My name is Chiyo Okada』

塾に通うなんて、絶対嫌でどうバックレようか考えていたくらいなのに…


なんでかな…

月曜日の塾が待ち遠しくて…


楽しみになっていた…





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