追憶〜逢いたい人へ〜

…再会

私は相変わらず孝雄への想いを引きずっていた…





二十歳になっても私の毎日は変わってなかった…


そんな時だった……

私は短大に入るとすぐにバイトを始めていて、駅からすぐのところにあるバイト先のコンビニに行こうと歩いていた。

一台のスポーツカーが派手な音を発てて通り過ぎる…。

そのスポーツカーは私のバイト先のコンビニに吸い込まれるように入っていった…。


私も裏の従業員出入口から入り、タイムカードを押してすぐにレジに入ってさっきのスポーツカーを見た。



スポーツカーから出てきた人を見て、私は動きが止まる……。



………勇だった…。



わたしがいることに気付いていない勇は店に入ってきて、私を見つけると勇も固まった…。




お互い、びっくりしてただ見つめあった…