追憶〜逢いたい人へ〜
飲み会の最後に、

『千代ちゃん、涼太とばかり話しててズルいじゃん!…だから千代ちゃん。携帯番号教えて!』


洋君が甘えるような声で聞いてきた…。


…チャラいけど…



いつもの私なら完全に無視するけど…教えてもいいって思った……。




楽しかったから…



そして、私は自分でも驚くような行動に出た。



『私にも携帯番号教えて…』

私は涼太君にお願いしていた……。



涼太君は……ってなぜか梨香も驚いてる…。


でも、それは一瞬のことで、涼太君はすぐに、

『…よろこんで…。』

とハニカミながら教えてくれた……。



梨香はいつまで〜も驚いていた…







涼太君達と別れた後、梨香は、


『千代、酔ってる?』

マジマジ聞いてくる…。


『なんで?』


『だって…、千代が自分から番号聞いてたから……』


『あぁ…。あれは……なんとなく…かな……?』


…自分でも驚いてる……


でもなんか、また話してみたかったのかもしれない……







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