追憶〜逢いたい人へ〜
だからそんな涼の傍にいることで、私の行動にも変化が……



会いたいと思っていても、なかなか会いたいと言えなかったし、会いに行こうと思っていても行動には移せなかった私が、無謀にもアポなしで、なんの連絡もなしに涼に会いに行ったりして…。


そんな私のサプライズ的な行動にも、両手を広げて待っていてくれた…



自惚れじゃなく、涼は絶対に私のことを愛してくれている…という自信と信頼を教えてくれた…



大きな愛で包んでくれた…




そして、忘れるのではなく、孝雄を良き想い出として、私の胸に閉まってくれた…。




私は涼を愛してる……



心からそう思った………。










私たちはなんとか短大と専門学校を卒業し、就職しても、気持ちがすれ違うこともなく、一歩一歩確実に愛を深めていった……。








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