追憶〜逢いたい人へ〜
“ガチャッ”





扉が開く………。





緊張する私達一同……。





“シーン”とする部屋…。




再び扉が閉まった……。




女子部屋は、男の先生は見回りができなかった…。


後から、女の先生がやって来て見回りをするために、今バレなければ暫くは大丈夫だった…。





白倉先生が自分の部屋に入る音を耳を澄まして確認する…。




孝雄が扉を少〜しだけ開けて外の様子を確認して電気を付けた。




一同、『ふぅ〜〜っ』と安堵した……。




布団から出ると、みんなは私とたっちゃんを見ていた。




孝雄の顔は幾分淋しげで、何故か怒っているように見えた…。





この状況を見て、


『なになにぃ〜!たっちゃんの好きな人って、もしかして千代?』



麻美って本当に鋭い…。



その勘の良さ、尊敬しますよ………。



『あっ!わかるぅ〜?!』

たっちゃんは、あっさり認めてしまった。




私は恥ずかしさで、逃げるように部屋から出ていった。




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