追憶〜逢いたい人へ〜
『しようがないなぁ…。じゃあ私がいつでも相談に乗ってあげるよ!』


ちょっと上から目線で肩を組んだ。



だけど、組んだ肩をスルリとほどいた勇は、私の顔をまじまじ見つめて、



『じゃあ、相談役じゃなくて、付き合ってみる?』








サラッと大変なことを言った。





耳を疑った…………





さめていたことを忘れそう……。




かなり、動揺……。




『は?!何て言った?』



聞き返してみる…。




『付き合ってみる?』





やっぱりそう言ったか……



『ぃっ嫌だよ!!!血を見たくないもん…』



…ひゃあ〜!!声が裏返ってるーっ!!!




『お前、タフだから大丈夫じゃね?!』



…って、おい!!!!

なんてことを言い出すの???




『もう!冗談やめっ!!』



…心臓がもたないよ…





止まりそう………………






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