追憶〜逢いたい人へ〜
昨日からなんなんだ……?



これは夢なのか………?




頭が混乱する…………





でも、そんなことはお構いなしに、勇は、


『お前も結構人気あんだよ。気付いてない?』




さらに頭が混乱する……




『…もう!やめてよ。人気なんかない!みんな、女扱いしてないじゃん!!嘘だね!!』



もうパニック寸前……



『みんな、照れだろ?』


勇は笑って私を見てる…。


『もうやめよ!こんな話…。』



もうヘロヘロの私………



そんな私をよそに、今の今まで、おちゃらけた感じで笑っていた勇は、急に真面目な顔になって、俯いていて真っ赤になってる私の顔を覗き込んだ。







『付き合いたいのマジだから…。それだけは覚えといて!』










目があった私にそう言った……………。






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