キスはおとなの現実の【完】
16.営業と自信(破)
市橋商事のはいるビルに到着すると、大上先輩のあとに続きエレベーターをあがった。

ドアがひらくと10メートルに満たない短い廊下が正面にのびている。
その先にある入口のゲートをくぐれば、ほぼ正方形のかたちをした市橋商事の会社のなかだ。

今回も事前にアポをとっているので門前払いをくらうことはない。

前回担当してくれた男性がわたしたちをゲートのなかにまねきいれてくれた。
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