キスはおとなの現実の【完】
「わたし……ずっと……はやく……おとなに……」

おえつまじりにわたしは話す。
先ほどのできごとや、今までわたしがずっと心にためてきたもの。

カウンターのむこうでカズトさんはなにもいわずに、泣いているわたしをただ黙って見つめていてくれた。
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