キスはおとなの現実の【完】
「おとなに見せようとしてかっこうつけているけれど、歩いていてなにもないところでつまずいちゃったりするんです」

そういえば。

居酒屋さんではじめてカズトさんを見たときのことを思いだした。

あきびんのはいったプラスチックケースを運んでいるさいちゅうも、なにもないところでよろけてつまずいていたな。
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