キスはおとなの現実の【完】
4.学生時代の友人
貧乏ひまなしとは、わたしのためにあるような言葉だ。

うちの会社の営業は、土曜日だって平常どおり出勤しなければいけない。

家に帰るとシャワーを浴びて、髪を乾かし、ベッドにもぐった。
あっというまに眠りに落ちる。

わたしが眠ってどれほど時間がたっただろうか。

とつぜん鳴ったケータイ電話のバイブの音で起こされた。
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