キスはおとなの現実の【完】
サクラがわたしを誘ったのには、いちおうそれなりの理由があるということだった。

明日の合コンは、わたしの住んでいる駅の近くで開催されるということらしい。
男性陣のおおくが、このあたりでひとり暮らしをしているというのがおおきな理由のようだ。

なにもないところじゃんとわたしがいうと、合コンなんて居酒屋とカラオケとラブホテルがあるところならば、どこでもできるという、もっともらしいこたえが返ってきた。
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