キスはおとなの現実の【完】
「主催はあたしじゃないからくわしくは知らないんだけど、かっこいい人たちばかりらしいよ。シオリもたのしみにしてていいよ。どうせ、あんたは彼氏いないんでしょ」

ぐさりとくるほど図星だが、なんともよけいなお世話である。

なにかいい返そうと思っていると、一方的に通話を切られる。

「じゃあ、また明日。こまかいことは、また朝にでもメールいれるね」
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