キスはおとなの現実の【完】
サクラから知らされていた会場は商店街のなかの居酒屋チェーンだった。
駅につくころには七時をすでにまわっていた。

いったん部屋に帰る時間はないな。

一日歩いてスーツのスカートがなんともみすぼらしくなっていたが、いたしかたない。

駅のトイレで簡単に化粧だけなおして、待ちあわせの居酒屋へむかった。
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