キスはおとなの現実の【完】
続いて女性陣も、名前と年齢、それに自分の所属する学部なんかを紹介していた。

こちらはみんな、大学二年で同級生。

大学生にとっての学部というのは、わたしたち勤め人にとっての部署のようなものなのだろう。
たいした情報でもないのに、興味や一体感がうまれおおいにもりあがれるらしい。

こちらもわたしにはあまり関係ないことなので、苦く笑って、やはり流した。
< 51 / 224 >

この作品をシェア

pagetop