キスはおとなの現実の【完】
「まあ、いいや」

カズトという業者がいう。

「時間のあるときにでも、またきてくれよ。今後とも三本(ミモト)酒店をごひいきに」

そういってカズトという業者の人は帰っていこうとする。
それを酔っぱらいのムードメーカーがひきとめた。

「せっかくなんだから、カズトくんもいっしょにのんでいきましょうよ、お酒」

どうして酔っぱらいは、こうたちが悪いのだろうか。
自分を律することができず、みんな幼児返りしてしまう。

カズトという業者はいう。
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