キミだけ、*
  






     翌日。


     あたしは、
     白とピンクの
     ふんわりシフォン系
     ブラウスと、
     茶色のミニスカートに
     黒のニーハイソックス、
     というファッションで、
     正面玄関まで行く。




    「 桃ちゃん可愛いね 」

    「 有難うっ 」




     花柄ワンピースに
     茶色のお洒落ローファー、
     そして黒のタイツ
     姿の、可愛い理紗ちゃんが
     下で待っていて、
     あたしのことを褒めてくれた。




    「 それにしても、
      愛理ちゃん遅いね 」

    「 そうだねー… 」




     理紗ちゃんとあたしは、
     待ち合わせ時間から
     10分経ってもこない
     愛理のことを話していた。




    「 …でさあ!
      それで愛理、なんて
      答えたと思う? 」

    「 え、なになに? 」

    「 銀河鉄道、って
      答えたんだよ(笑) 」

    「 愛理ちゃん面白~い! 」






  
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