一番外側




「俺、インドア派」




「この喫茶店の正面に映画館ありますけど」



「恋愛映画ってあんまり好きじゃない」



「なら良かった。
アクション映画なんです」



「あ~…」



断る理由を探しているのか、一成さんは眉の間にしわを刻む



「いっちゃん、あんたの負けだろう」



クックッとマスターが肩を揺らしながら笑った



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