一番外側
コレを“恋”というのだろうか
正に初めてといってもいい
狂おしい程に愛しく
姿が見えれば心は躍り
彼の全てを手に入れたい
でも離れてみていたい
そんなわけの分からない感情に戸惑った
今時の中学生だって
こんな恋はしないかもしれない
でもこれこそが“恋”というのなら
今までの恋は恋ではなかった
彼が店に来る度に彼を観察し、声をかけ、
それを聞いては彼を少し知ることができたような気になっていた