ミルクティー色の女子×メガネ男子
貴方は嫌いです
5限目の授業が始まった。
「愛実ちゃん、教科書かーしてっ♪」
中伊君が、教科書を忘れたらしく
あたしに頼んだ。
「...いぃけど」
そう返事すると中伊君は微笑んだ。
その顔は女子誰もが目をハートにしそうなくらいカッコイイと思う。
あたしは目をハートになんて出来ないけど
中伊君とあたしの机を引っ付けて
その真ん中にあたしの教科書を置いた。
そしたら前の席の高橋君が後ろを向いた。
「安藤さんに手紙が回ってきました」
そう言って高橋君はあたしに折り畳まれた紙を渡してきた。
誰が書いたんだろ?
誰から?って聞くとわからないと
言われた。
とりあえず見てみると、
――――――――――――――――――――
安藤さん、放課後教室に残っていて下さい
話したいことがあります。
――――――――――――――――――――
誰があたしに書いたんだろ?
まあ、残ってみよっか...。
でも男だったら怖いしな...。
あ!良いこと思い付いた!