藍色の城



『い、痛いんだよね…?』



『最初はね。大丈夫。ゆっくり
 入れてくからね。』



少しでも不安を和らげたいんだけど、
正直、男のボクにはその痛さは
わからない。



溢れる蜜の中にヌルッと入れた瞬間。



『いったぁぁぁあああ!!』



耳がキーンとなるほどの叫び声。



『ごごごめん!!』



とっさに抜いた。
ボクは気持ち良かったんだけど…。
その…きつすぎて。



目を見開いてゼーハー言ってる姿
が面白い。



『あ、ありえない痛みなんですけど。』



そんなに痛いんだ…。



『やめとく…?』








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