藍色の城



こうして自分から距離を置いて
キミの反応に少し傷付いて
眠れない夜を過ごしているの……。
呆れちゃうでしょ…!?



一人になると
無性にキミに逢いたくなってる。
キミはもう、新しい道を
歩き出したばかりなのにね。



キミがもう私を見ていないと
わかった途端、
ズキズキ胸が痛むの。



どうしようもないくらいに
私だけを見てほしくて、
狂うほどに嫉妬してほしい。



精神がボロボロになるまで
愛して……
胸が引き裂かれても
私だけを欲して……



新しい恋なんかしないで。



引きずってよ。



もう限界だって言ってよ。



私に触れてめちゃくちゃにしてよ。



今すぐ奪いに来てよ……。









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