藍色の城
仕方なく水を止めた。
『陽……どうしたの!?』
見上げる私の唇をついばみ、
ブラのホックを外し
撫でるように胸を揉み始める。
『やだ…今ムリだから…』
軽く突き放して服を整えた。
そしたら強い力で
腕を引っ張りベットに押し倒される。
『何で?今抱きたいよ。咲妃?
いいだろ?抑えられないんだ…。』
抵抗する両手は押さえられ、
上乗り状態だから身動き出来ない。
『…………っ!!』
この日の陽はいつもと違った。
荒々しく、どこか冷たい。
『陽…っ!!やめて……っ!?』
静かな部屋に自分の声だけが
聞こえる。