ラブファクトリー
事あるごとにちょっかいを出され、意地悪をされ、私は最初、君の事が嫌いだった。
いつからだろう。
君に対する気持ちが変わったのは。
席が離れたから?
それでも変わらず接してくれたから?
走る姿がかっこよかったから?
私の中で、君の存在は“特別”に変化していた。
いつの間にか、君の事を考えると心臓の鼓動が速くなって、朝起きると同時に君の事を考える。
今日は、どんな事が起こるだろう。
一日中君の事を考えて過ごす私は、君に恋をしていた。
一体何がどうしてこうなったのか、未だに分かんない。