【完】いつも隣で。~無愛想+泣き虫=最強カップル!?~
第七章
先輩はゲイですか?
あのプールの日から2週間。
夏休みも後1週間という日まで近づいてきました
私はいつもと変わらずフツーに過ごしています
先輩と都君はですねー・・・
「おい、都人・・・コレ解らねぇーのか?」
「先輩待って下さいよ。コレめちゃくちゃ難しいですってば」
今、先輩が都君に勉強を教えてあげてます。
はい・・・なんか男の友情っていうんですか?急に仲良くなっちゃって・・・
前まで先輩は「従弟」としか呼んでなかったけど今は「都人」って呼んでるんですよ。嬉しいような・・・寂しいような気持ちです
男の子に嫉妬してどうするんだ!って話ですけどね・・・
「優空も教えて」
「ぇ?勉強?・・・」
「うん。体の勉強~」
フザけて言った都君は先輩に思いっきり叩かれてた
“体の勉強”って・・・。ビックリしちゃうよ、都君はかなりの可愛い系男子だから守りたくなるみたいなお姉さま方にモテそうだよねぇーってこんな事してる場合じゃないの!!
「ちょっと2回で勉強してくるね」
「ん。クーラーつけとけよ」
「うん」
先輩はお父さんみたいな事を言ってるし・・・
私は2階へ上がり勉強を始めた