【完】いつも隣で。~無愛想+泣き虫=最強カップル!?~
第二章
揺れる恋心。
「可愛いでしょー!」
「はいはい。」
「もう!聞いてよねぇー!!」
口を膨らませ呆れ顔の真美の顔を覗く。
「誕生日に貰ったんだよねぇー。おめでとー」
「・・・っ」
子供に話しかけるみたいに私をバカにする真美。おめでとーは棒読みだし
「って先輩本当に優空のこと好きなのかな?」
「なっなんて失礼な。愛してくれてるよ!!!!」
時々酷い事を言う奴だ。コイツは・・・
「じゃ、愛してるとか好き。とか言われた事は?」
「そりゃー何回も・・・・」
ぇ?あるっけ?
「ないんだ。ほら、普通好きとか言うでしょ。」
「でっでも!ソレを言葉にしなくても伝わる・・・みたいな?」
なんか不安になったから無理やり笑顔をつくり取り繕う。けど真美は「言葉にしなくても・・・ね~」ってなんか怖い。
「いいんだもん!コレ貰ったもん」
またまた首のネックレスを真美に見せて自分の席へと戻った。
そういえばこの前、当麻に「オマエ愛されてる?」って言われたような・・・