【完】いつも隣で。~無愛想+泣き虫=最強カップル!?~
大好きだから・・・さよなら、だ
あの日から一週間。先輩とはメールも一切なし!
ぁー絶対アタシ、何かしたよね。
けど伝えたい。先輩に・・・ちゃんとさよならを言いたい。
昨日の夜、メールで先輩に伝えた。コレで最後にしたいからって
「はぁ~・・・来てくれるかな」
この待つ時間も一秒が一時間に思うよ
「・・・優空」
ぁ。・・・後ろから低い声で名前を呼ばれる
見なくても分かる
「先輩。」
「ん、・・・もう会わねぇつもりだったんだけど。何?」
ぅっ・・・目も合わせずに冷たい口調で喋り続ける先輩。会わないつもりだなんて言わないで、泣いちゃいそうだよ
「あの!!・・・なんで離れるなんて!私の事嫌いになりました?!」
必死で声を絞りだして一言一言、喋る
「・・・別に。元から好きじゃねぇし」
「・・・っ!」
「じゃああのキスは?!あの笑顔は・・・なんなんですか」
涙が頬を伝う、しょっぱくて・・・苦しくて切なくて悲しくて。
「・・・」
「何か言ってください!!」
何か言ってくれないと、もう耐えられないから
先輩はボソッと口を開いた。ただ1つの言葉を
「遊び。」