君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~

俺の姉貴は有名なシンガーソングライダーだった。


けど、姉貴は何もしてないのに突然殺されたんだ。


俺がギターを始めたのは、姉貴が死んでから。


毎日ギターの音が鳴り響く家だった。



『ギターくらい外で弾けよ』

「はぁ?あんたもいずれ弾くって」

『弾かねぇし』



毎日毎日そんな言い合いしてた。


今になっては、姉貴の言った通り、ギター弾いてる。


女の感ってあたんだなって思った。


寂しいけど、俺は前を向いて歩くって決めたしな。


霈祢…─


何故か霈祢が気になっていた。


もしかして一目惚れか?


んなわけないか。



─瞬夜side─ E N D



< 10 / 209 >

この作品をシェア

pagetop