君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~
俺の姉貴は有名なシンガーソングライダーだった。
けど、姉貴は何もしてないのに突然殺されたんだ。
俺がギターを始めたのは、姉貴が死んでから。
毎日ギターの音が鳴り響く家だった。
『ギターくらい外で弾けよ』
「はぁ?あんたもいずれ弾くって」
『弾かねぇし』
毎日毎日そんな言い合いしてた。
今になっては、姉貴の言った通り、ギター弾いてる。
女の感ってあたんだなって思った。
寂しいけど、俺は前を向いて歩くって決めたしな。
霈祢…─
何故か霈祢が気になっていた。
もしかして一目惚れか?
んなわけないか。
─瞬夜side─ E N D